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03.2023.2340 代からの体の痛み、漢方で和らげませんか?~東洋医学が拓く新たな選択肢~
「最近、なんだか体のあちこちが痛む…」「昔の怪我が古傷になって、雨の日になるとズキズキする…」そんなお悩みを抱える 40 代以上の日本人の方へ。もしかしたら、その痛み、漢方で和らげることができるかもしれません。
西洋医学が「外からの病原菌」や「体の異常」に焦点を当てるのに対し、東洋医学、特に中国の伝統的な医学(中医学)は、人間が持つ「自然治癒力」を高めることを重視します。今回は、中医学における外傷治療の考え方や、身近な漢方薬の可能性について、分かりやすくご紹介します。
中医学が考える「痛み」の根本原因
中医学では、私たちの体には「経絡(けいらく)」というエネルギーの通り道が全身に張り巡らされており、「気(き)」と「血(けつ)」という生命活動の源が、この経絡をスムーズに流れることで健康が保たれていると考えます。
例えば、転んで捻挫をしたり、重い物を持って腰を痛めたりすると、この気と血の流れが滞り、「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血の滞りが生じたり、経絡が詰まったりします。これが、痛みや腫れ、内出血といった症状を引き起こすと考えられているのです。
中医学の外傷治療では、この滞った気と血の流れを改善し、経絡をスムーズにすることで、痛みを和らげ、傷の回復を早めることを目指します。
身近な生薬とその働き
漢方薬は、植物の葉や根、動物の骨、鉱物など、自然の恵みを組み合わせて作られます。ここでは、外傷治療によく用いられる代表的な生薬をいくつかご紹介します。
- 艾葉(がいよう / ヨモギ): 体を温め、痛みを鎮める効果があります。冷えからくる関節痛や神経痛などに用いられます。日本でも昔から、お灸に使われたり、草餅の材料として親しまれたりしていますね。
- 桂枝(けいし / シナモン): 体を温めて血行を促進し、痛みを和らげます。冷えが原因の肩こりや筋肉痛にも使われます。私たちが普段口にするシナモンと同じ種類で、日本人にも馴染み深い香りです。
- 紅花(こうか / ベニバナ): 血行を促進し、瘀血を散らして痛みを和らげる効果があります。打ち身や捻挫による内出血、月経痛などにも用いられます。
- 当帰(とうき / トウキ): 血を補い、血行を促進することで痛みを和らげ、女性の健康維持にも役立ちます。生理不順や更年期の不調にも使われる、女性に嬉しい生薬です。
- 蒼朮(そうじゅつ / ソウジュツ): 体内の余分な水分を排出する効果があり、腫れや痛みを和らげます。関節の腫れやむくみなどに用いられます。
これらの生薬は、単独で使うだけでなく、複数の生薬を組み合わせることで、それぞれの効果を最大限に引き出し、より複雑な症状に対応します。
漢方薬の多彩な使い方
漢方薬は、飲むだけでなく、外から直接アプローチする方法もあります。
- 内服(服用): 体の内側から気と血のバランスを整え、組織の修復を促します。例えば、打撲や捻挫には「治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)」や「通導散(つうどうさん)」などが、肩こりや関節痛には「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」などが処方されることがあります。
- 外用(湿布・塗布): 生薬を粉末にして患部に直接塗ったり、湿布のように貼ったりすることで、痛みを軽減し、腫れを引かせ、傷の治りを早めます。例えば、捻挫には「紫雲膏(しうんこう)」が、骨折後のケアには「田七人参(でんしちにんじん)」を配合したものが用いられることがあります。
- 推拿(すいな): 中医学に基づく手技療法で、ツボや経絡を刺激し、気と血の流れを整えることで、痛みを和らげ、筋肉の緊張をほぐします。腰痛や肩こりなどに効果的です。
日常生活に漢方を取り入れるヒント
中医学の外傷治療は、単に痛みを取り除くだけでなく、体全体のバランスを整えることで、根本的な改善を目指します。しかし、何でもかんでも漢方で解決できるわけではありません。骨折や深刻な外傷の場合は、まず西洋医学的な治療を優先し、その上で漢方薬を補助的に活用することで、より良い回復が期待できます。
また、漢方薬は、個人の体質や症状に合わせて選び、専門家のアドバイスのもとで使用することが大切です。自己判断での服用は避け、信頼できる医療機関や漢方薬局にご相談ください。
近年、漢方医学は世界的に注目を集めており、日本でも病院で漢方薬が処方される機会が増えています。現代医学と東洋医学、それぞれの良い部分を組み合わせることで、私たちはより豊かな健康な生活を送ることができるでしょう。
体の痛みは、放置せずに適切なケアをすることが大切です。漢方という選択肢も視野に入れて、快適な毎日を過ごしませんか?
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